最終更新日: 2021-03-24

夏の商戦に向けてキャンペーンを打ちたい、新商品をいち早く仕入れて他のショップに差をつけたい…でも“手元に資金が無い”!!ネットショップにとって、ショップ運営の“資金”をどのように調達するかは頭の痛い問題。ネットショップだからこそ利用できる融資サービスがあることをご存知ですか??上手に利用して売上UPにつなげましょう!

ネットショップだからこそ受けられる融資サービスとは?

2014年頃から、ネットショップに関連する事業者が、売上に応じてネットショップ向けに融資するサービスが登場しました。例えば、以下のようなものです。

  • Amazon:『Amazonレンディング』
  • GMOイプシロン:『GMOイプシロン トランザクションレンディング』
  • PayPal:『PayPalワーキングキャピタル』※日本での展開はしていません。

これらは、過去の取引実績から未来の取引を予測し、見込まれる売上金額を元に融資するというスタイルです。銀行や信用金庫といった金融機関とは一線を隔していることがわかりますね。未来に一定の売上が見込まれているのであれば、こういった一時的な融資はショップ運営や売上UPにとても役立つでしょう。

通常の融資と何が違うの?

これら新しいスタイルの融資サービスは、通常銀行などから受ける融資にはない特長があります。

1.売上や取引額から自動で返済する

返済するお金は、売上や取引額の中から自動で相殺されます。例えばペイパルでは、『入金があった額の中から○%返済にあてる』という設定をして、毎日の取引の中から返済をします。※日本での展開はしていません。

自分で返済額を入金する手続きがなく、あらかじめ設定された手数料で自動返済されるというのが便利なところです。

2.融資までの期間が短い

銀行に出向いて相談し、会社の決算書を数年分提出して審査を待ち…といった、融資までの時間を短縮しているのも、これらサービスの特長です。例えばAmazonでは、初回であれば最短5営業日、2回目以降の融資であれば最短で3営業日に入金されます。

3.お申し込みが簡単

申込みがオンラインで簡略化されているのもいいところです。例えば、決済代行会社であるGMOイプシロンのトランザクションレンディングでは、融資してもらえる金額・利率・返済までの期間などをオンライン上でシミュレーションし、オンラインで申込むことができます。

公的機関を利用する方法も

これら新しい融資サービスはとても便利ですが、個人向けには融資してもらえない、利率が金融機関よりは高め、想定していた融資額より少額…といったデメリットもあります。そんな時は、公的機関に相談してみるのもいいでしょう。

『日本政策金融公庫』では、新しく創業する場合や、事業の運転資金を融資してもらうことができます。特に『新創業融資制度』と言い、新たに事業を始める方や事業を開始して間もない方に無担保・無保証人で融資してくれる制度もあります。

その他、起業する人やネットショップを応援している自治体もありますので探してみましょう。自分の住んでいる地域でも、もしかしたらそういった支援があるかもしれませんよ。