最終更新日: 2018-12-13

誰でも簡単にネットショップを立ち上げることができるようになった今、売上UPし続けるためには他のネットショップとの差別化が重要な要素となっています。
一番分かりやすいのは価格。ですが価格競争はモルヒネと同じ、一度価格を下げてしまうと元には戻しづらく、利益率も低くなるため最後の手段にしましょう。
また、商品力で差別化もよい方法ですが、自社ブランドの商品企画をするには体力が必要なため、ネットショップを始めたばかりの方には少しハードルが高いかもしれません。

そこで今回私がおすすめするのが、購買心理を理解したサイト作りです。
たった3つのことを気をつけるだけで、継続した売上UPが期待できるはずです。

■魔法① 支払う価格よりも得られる経験を伝えよう!

次の2つの商品があったとき、あなたはどちらを買いたいと思いますか?
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(A)ちょっぴりビターなチョコレートアイス4個セット
(B)ちょっぴりビターなチョコレートアイスで楽しいファミリークリスマス!

同じ商品でも、(B)のほうが買いたいと思ったのではないでしょうか。

購買者は「この商品を買うとどんな経験が得られるのだろうか?」ということを考えてネットショッピングをしています。
値下げを考えていたのなら一旦やめて、まずは魔法にかかったと思って商品説明を書き直してみましょう。

■魔法② 背景ストーリーが良ければ値下げ不要!

次の2つの商品に価格をつけるとしたら、あなたはどちらにいくらを設定しますか?

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(A)自然豊かな四万十川のとれたて鮎
(B)地元の川でとれた鮎

同じ鮎でも、(A)の鮎のほうがブランド感があって高い価格を設定したのではないでしょうか。

どんな商品でもストーリーはあるものです。しっかり商品に向き合って書いていきましょう。

■魔法③ 価格よりもパーセンテージで表そう!

最後の2択です。次の2つの商品を見て、どちらがよりお得だと感じますか?

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(A)5,000円のカットソーが今なら50%OFF!
(B)20,000円のコートが今なら2,500円引き!

割引額はどちらも同じ2,500円ですが、(A)のほうが魅力的に感じた方が多かったのではないでしょうか。
その理由は、パーセンテージにあります。(A)は書いてあるとおり割引率50%であるのに対し、(B)の割引率は12.5%なのです。
購買者は、価格そのものよりもパーセンテージに強く反応するそうです。
割引表示をしているのであれば、今すぐ大きな数字でパーセンテージ表記に変えてみましょう。

価格競争以外にも、売上を伸ばす方法はたくさんあります。
ネットショップにおいてサイトや商品説明は、実店舗で例えるなら店構えや店員さんです。
どんなに良い商品・安くてお得な商品でも、店員のいない暗いお店では買うのをためらってしまいますよね。
今回紹介した3つの魔法が、あなたのお店を明るく綺麗で賑やかなものとすることを願っています。

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レジに商品を持っていったら、現金支払いしか受け付けてなかった……
購買者の支払いニーズは多岐にわたります。最後まで購入してもらえるように、支払手段にも気を使うことを忘れないでください。